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2024年8月号

ニューストピックス


■研究開発費を増額した企業は49.2%(文部科学省調査)
■「ひこにゃん」の商標使用を無償化(滋賀県彦根市)
■「令和6年度著作権テキスト」を公開(文化庁)

研究開発費を増額した企業は 49.2%(文部科学省調査)

文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、「民間企業の研究活動に関する調査」の2023年度調査結果を取りまとめました。

https://www.nistep.go.jp/archives/57827

2022年度及び2023年度における研究開発費の増減(いずれも前年度と比較した増減)をみると、社内研究開発費を前年度より増額したと回答した割合が49.2%と最も多く、減額した割合(33.7%)や前年度と同額とした割合(17.2%)を上回っています。また、2023年度の予定や方針についても、前年度よりも増額すると回答した割合(34.1%)が最も高いことが分かりました。

「ひこにゃん」の商標使用を10月から無償化(滋賀県彦根市)

滋賀県彦根市は、人気キャラクター「ひこにゃん」の商標使用を本年10月1日から無償化すると発表しました。

https://www.city.hikone.lg.jp/kakuka/kanko_bunka/5/3/4_1/3_1/24329.html



彦根市は「ひこにゃん」について、これまでイラストや写真を商品などに使用する場合、販売業者から使用許諾料として売り上げ見込み額の3%を徴収していましたが、さらなる商標使用の拡大と新規商品の発掘を図るため、商標使用料の無償化を図る実証実験を行いました。その結果、有償を継続した場合と比較して、新規契約件数が326件(1.41倍)、販売予定総額が4億1741万円(1.52倍)増加したとの報告が得られ、彦根市および「ひこにゃん」のブランディングの観点からも、商標使用を無償化した方が新たな商品開発の拡大や、地域経済への波及効果が期待できると判断しました。使用できるデザインは全部で45種類で、無償化の場合も使用には手続が必要となります。


「令和6年度著作権テキスト」を公開(文化庁)

文化庁は「令和6年度著作権テキスト」を公開しました。

https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/textbook/index.html

同テキストは、著作権の基本的な情報のほか、著作物を創作した場合の注意点、他人の著作物を利用したい場合、相談窓口一覧など、著作権に関する情報が網羅的に掲載されています。また、近年の著作権法改正についても、わかりやすく解説しています。

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